名古屋市議会11月定例議会 本会議 議案外質問に登壇
中田ちづこ
    平成16年3月に策定された名古屋都心部将来構想では、都心部を対象とした総合的なまちづくりの指針となり、具体的に、名古屋駅地区と栄地区を中心とし、ささしまライブ24、また、大須も含め、その地域一帯の都心部の賑わう街づくりを進め、この構想はおおむね20年後を目標として策定されたものです。
 このように、都心部の賑わいづくりについて、国では昨年度、都市機能の集約と、中心市街地の再生を図る観点から、まちづくり三法の見直しを行い、中心市街地活性化法、都市計画法が改正されたところである。
  先導的な取り組みとしての広小路ルネサンス構想については、すでに本会議や委員会で様々な議論がされておりますが、特に地元の意見を聞く為、私は広小路通を挟んで、北側の錦1丁目、2丁目、3丁目、南側の栄1丁目、2丁目、3丁目、4丁目、5丁目までの、住宅はもちろん、企業、賃貸店舗、賃貸事務所、商店街など全戸1万9千件を対象に「名古屋都心部将来構想及び、広小路ルネサンス構想についての緊急アンケート調査」を実施しました。
  松原市長、わずか2週間でこれだけ届きました。
  その結果、回答数527件。
男性65%、女性33%
年代別ですと、20代 9%、 30代 18%、 40代 19%、 50代 21%、 60代 21%、70代 7%、
80代 2%になります。
  質問別では、現在の都心部は自動車優先型の街と言われますが、将来の都心部のあり方についてどう思われますか。との問いには、
自動車優先型 42%、歩行者優先型 32%、 分からない 9%、その他 17%
  主な理由として、自動車優先型では現在は車社会であり、広小路は主要幹線道路のため渋滞の悪化の懸念がある。また、車に変わる公共交通機関が他の大都市と比べて不十分であるなど。
  歩行者優先型では、環境保護やCO2の削減、地域の活性化につながるなど。
  わからないでは、今後、車社会そのものが続くか不透明である。歩行者優先が良いが、問題が色々あるので難しいなど。
  その他では、自動車も歩行者も両立が必要である。

  次に、広小路ルネサンス構想は、名古屋駅地区と栄地区を結ぶ名古屋のメインストリートである広小路通を、にぎわいと潤いのあるまちにすることで、都心の更なる活性化につなげることにより、「都心のさらなる魅力向上」を目指すという考え方も込められていますが、この考え方についてどう思われますか。との問いには、
賛成 49%、反対 26%、どちらかといえば現在のままでよい 19%、その他 6% 
 主な理由として、賛成では、広小路の魅力向上による地域経済の活性化や、きれいで環境に良いまちを目指す。
  反対では、税金の無駄使いや、現在はオフィス化し、その考え方では魅力は向上しないなど。
  どちらかといえば現在のままでよいでは、にぎわいを目指しても、夏や冬には暑さ寒さのため歩けない。また、すでににぎわっているなどです。
  その他では、社会的弱者、いわゆる老人、子ども、障害者などにやさしい街づくりを目指してほしい、まず、魅力ある店舗を増やしてほしいなど。
  次に広小路通の車道を4車線から2車線に変更することについてどう思われますか。との問いには、
賛成 29%、反対 51%、どちらかといえば現在のままでよい 14%、その他 6%
  主な理由として、賛成では、桜通、錦通、若宮大通があるため問題は無い。現在、違法駐車が多い。道路が広いとスピードが出るから車線減の方が、安全運転する方が増え事故が減る。環境汚染、地球温暖化を考えると、緑を増やして大気汚染を進めないなど。
  反対では、圧倒的に渋滞悪化の懸念が多く、そのほかは、東西を結ぶ唯一の主要幹線道路である。緊急時や災害時に緊急車両が通れるか不安など。
  どちらかといえば現在のままでよいでは、まず違法駐車対策からするべき。広小路通ではなくその他の通りをやるべきであるなど。

  次に広小路通の歩道を拡幅し、にぎわいを創出することについてどう思われますか。との問いには、
賛成 37%、反対 28%、どちらかといえば現在のままでよい 28%、その他 7%
  主な理由として、賛成では、名駅と栄の両地区をつなぐことで両方が発展できる可能性と個人商店も活性化する。都心部に住んでいる人も多く、夜間も楽しめる場所が増えると良い。イベントや癒しの空間が増えてほしいなど。
  反対では、拡幅によってにぎわいが創出できるとは思わない。歩道は十分に広くこれ以上のにぎわいは必要ない。土日祝日の歩行者天国の実施で十分。放置自転車や駐輪対策、違法看板対策が必要。歩道のせせらぎは汚れるのとバリアフリーでないため危ないなど。
  どちらかといえば現在のままでよいでは、もう少ししっかり考えてからやるべき。この構想のモデルとして、南大津通を推進してくださいとの意見も多くありました。
  その他では、構想自体が説明不足でよくわからない、にぎわいの定義がわからないなど、市民に対する説明不足も出てきました。

  最後に、広小路通のまちづくりの面で、改善すべき点はありますか。また、改善をする場合、どのように改善するとよいかアイディアをお聞かせ下さい。との問いには実に様々な意見が寄せられました。
  代表的な意見だけでも、アーケードを作ってほしい、自転車専用道路と駐輪場の整備をしてほしい、土日祝日は歩行者天国にしてほしいなど、中には思い切った案を提案される方もおり、実に市民の皆様の自由な発想には驚きを感じました。

  このアンケート調査結果を踏まえまして、4車線から2車線についての反対理由の渋滞するとの考えは、日々 広小路通の現状を実感している地元の意見は重要と考えます。そして、自転車走行車線の要望や緊急車両の通行に対する不安が多いことから、現在の計画道路幅員11mを広げて、自転車走行車線と自動車が片側2車両相当の幅員を有する計画に変更するため、再検討することを松原市長 にお尋ねいたします。
アンケート調査票を本会議議場にて松原市長に提示している様子
 
松原市長答弁
●名古屋市都心部将来構想及び広小路ルネサンス構想について
  計画案における車道幅員の再検討
   広小路ルネサンスは、都心部の総合的なまちづくりの指針である『名古屋市都心部将来構想』において、先導的な取組みの一つに位置づけられており、『人と環境にやさしい都市づくり』と『都心のさらなる魅力向上』をコンセプトに、『歩く人が主役のまちづくり』という大きな志を持って計画を進めていきたいと思っています。
   今回の道路整備計画案においては、車道が2車線とはいえ、中央帯を撤去して11mという車道幅員を確保することとしており、この幅員であれば、車両が路肩に停車してもその横を後続車が通行可能であり、救急車や消防車の通行にも支障はないものと考えておりますが、議員ご指摘の内容も含めて今後、検討してまいりたいと思っております。
   一方、自転車走行のあり方についても、大きな課題と認識しており、この点につきましても議員ご指摘の内容も含め、いくつかの案を議論しているところでございます。それぞれの案に一長一短があり、県警との調整や今後開催を予定しております『ステークホルダー会議』の議論も踏まえて、広小路通に最も適したあり方を検討してまいりたいと考えております。
 
平成19年11月29日 毎日新聞掲載 平成19年11月29日 中日新聞掲載
 
中田ちづこ
 次に、公立保育所のエアコン設置についておたずねいたします。
 近年の夏は、地球温暖化の影響だけではなく、名古屋市においては都心化の進展により、特に都心部ではヒートアイランド現象もあって、さらに暑い状況にあります。
 その中で、保育所は、小中学校や幼稚園とは異なり、夏休みがあるわけではなく、記録的な酷暑や猛暑と言われた今年の厳しい夏の時期にも、保育は実施されておりました。
 一方で各家庭では、エアコンは必需品として普及しております。そのような状況の中で、公立保育所でのエアコンの設置は、乳児室には全室設置されておりますが、3歳児以上の幼児室のうち、多くの保育室で未設置状況になっていると伺っております。
 事実、中区にある公立保育所では、エアコンの無い5歳児室の室内が、外気と同様の35℃を越える日も何日もあり、子どもたちは、食欲が減退し、ひどいあせもやアレルギー性皮膚炎の悪化につながったり、暑さと汗で身体をかきむしり、耳の中までトビヒになった園児もいると、父母の会の方から実情を聞いております。
 そうした子どもたちの健康を気遣い、保護者の方々の中には、父母の会としてエアコンの寄付を実施された園もあります。
 こうした状況を踏まえて、市としてはこの状況をどのようにとらえ、今後どう対応する考えか、子ども青少年局長にお伺いします。
 
佐合子ども青少年局 局長答弁
公立保育所のエアコンの設置について
 公立保育所におけるエアコンの設置は、3歳以上の幼児が午睡に使用する遊戯室に設置するとともに、体温調整能力の未成熟な乳幼児の健康維持の観点から、2歳児までの乳児の保育室への設置を完了し、現在は3歳児の保育室から順次設置しているところです。
 エアコンの設置は、昨今の厳しい夏の暑さから子どもたちの健康を守る意味でも、その必要性が増している問題であると考えております。
現在、3歳児から5歳児の保育室のうち3割程度はエアコンを設置している状況にありますが、今後、できるだけ早く設置できるよう検討してまいりたいと考えております。
平成19年11月29日 中日新聞掲載
 
 
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